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執筆者の写真熊本個別指導教室

年度最初の定期テスト

お世話になっております。

もうじき、大牟田市では1学期の中間テスト、荒尾市では前期の中間テストが始まります。


この年度最初のテストですが、割りと簡単な内容になることが多いので、昨年度の学年末試験の点数よりも大幅に点数が上がる事が多いですし、どこの塾も来てくれている生徒の点数が上がったことをアピールされます。

しかしながら、実は一喜一憂だけで終わらせるものではありません。

というのもの、先程述べた通り、年度最初のテストは割りと簡単な内容になることが多く、点数アップをすること自体は生徒さんの自信にもつながって良いのですが、問題になるのはその後です。


数学・英語はピラミッド型、理科・社会はパズル型の学習と言われます。

ピラミッド型の例として、中学の1年生の数学は非常に分かり易い並びになっております。


中学1年生の数学の大単元として行われる順番は、

①正負の数

②文字式

③方程式

④比例・反比例

⑤平面図形

⑥空間図形

⑦資料の活用

と7つの大単元をそれぞれ行っていく形になります。


そして、今回の1学期中間テストと、前期の中間テストでメインで行われる大単元は①の正負の数の単元です。

(下記の数学の系統図は啓林館様のHPで高校数学の内容までの相関図を見ることが出来ます。図のリンクは啓林館様のHPで公表されているPDFになります)


これを見ると、中学1年生の正負の数の内容が、その後の②文字式、③の方程式、④比例・反比例まで続くのが分かりますし、次学年を通り越して3年の平方根にまで影響を出してしまうことがわかります。

このように、各学年の最初の行う単元が、如何にその後の単元に影響を出してしまいます。

(ちなみに、直接的な矢印は書かれてありませんが、平面図形と空間図形の計算領域では、②文字式と③方程式の計算方法を多用します。)


そのため、単に点数が上がったという結果だけではなく、今回のテストでの理解度は、その後の学習内容の理解にも大きく影響を出してしまいますので、ご注意ください。


理科と社会といった、パズル型に関しては、また後日。

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