個別指導の種類
個別塾って、本当に個別?
「個別指導塾」の定義
「個別指導」といえば、マンツーマンを想像される方が多数いらっしゃいますが、現在、法律的には「個別指導」に対しての明確な定義というものはありません。
世間的な認識として、生徒一人ひとりに講師が直接指導する方法を採用している塾のことを言います。塾によって指導形態は異なってきますが、一般的に1人の講師が1~3名程度の生徒を指導します。
4名以上の生徒さんを同時に授業となってくると、全国的には「少グループ制授業」という形に名称を変える塾長さんが多いようです。
つまり、世間一般的には、「個別塾=マンツーマンで見てくれる」という形ではなく、「個別塾だからといってもマンツーマンではない形」になります。
したがって、「個別指導塾=オーダーメイドのカリキュラム」が定義となっています。
個別指導塾のスタイル
講師1名 対 生徒3名~不特定少数
講師が1名に対し、複数の生徒を指導していくスタイルになります。
講師は生徒からの質問を受け付ける形で授業が進みます。
この形でお勧めな生徒さんは、以下の指導の形を希望する生徒さんです。
①とりあえず、自分が詰まったとこだけを端的に教えてほしい。
②それなりに、自分自身がやらなければならない分野、単元が明確に分かっている。
③自分自身で学習を計画的に進められる。
つまり、集団の授業のみたいに全員足並み揃えて行うよりも、もっと自分で高いレベルの問題をやっていきたい、そんな生徒さんにお勧めになります。
このスタイルでの授業の場合の問題点としては、積極性に欠ける生徒さんの場合、なんとなく渡された問題をなんとなくやって終わってしまい、結局根底の理解まで行きつかず、「分かった気になって授業が終わる」事です。塾でやったはずなのに、翌日出来なくなってしまっている現象もでてきます。
また、ちょっと「友達に質問が、いつの間にか雑談になってしまう。」という事も出てきます。(もちろん、指導者によって、差異はでてきます。)結局質問出来なかった。。。という事もあるそうです。これだと、何のために塾に行かれたか謎です。しかしながら、利用された方の中には、そのような声もあります。
教えるのは個別でも、テキストが全員同じというケースもあります。全員同じテキストのため、結局、教え方が違うだけでやっている内容は集団塾と変わらない。。。といったケースもある様です。
講師1名 対 生徒1名
講師が1名に対し、生徒も1名のみなので、がっつり指導していくスタイルになります。
マンツーマンの授業スタイルになるため、生徒さんも気づいていない弱点を、第3者の視点から見つけることもできます。
マンツーマンであるがゆえに、どの様な生徒さんでも受け入れることが可能です。そのため、講師によっては、発達障害のある生徒さんも指導が可能です。
「自分のペースで進めたい」生徒さんもいれば「何からやったらいいのか分からない」生徒さんもいます。
自分のペースで進めたい生徒さんの場合、講師はコーチへと変わります。また、「何からやっていいのか分からない」という生徒さんの場合、講師は先生に変わります。生徒さんによって、講師のやり方も変わってくるのが特徴の一つでもあります。
マンツーマンの授業の一番の問題点は、講師主導で問題を解かせた時によくある、生徒さんと担当講師の両名の「わかったつもり」になります。熊本個別指導教室では、以下の形で「わかったつもり」を未然に防ぎます。
有明学習振興の授業の進め方
授業前の30分復習
マンツーマン授業
授業内容を即復習!
30分確認テスト
毎回の授業のスタート時に、30分間、前の授業の復習の時間を設けさせてもらうことで、前の授業の内容がしっかり定着できているかの確認と、進捗を確認させていただきます。
この30分復習を行うことで、しっかりと「自分で学習をスタートする」という行為の練習にもなります。また、授業前のウォーミングアップにもなり、この後の授業時間の集中力も上がってきます。
授業は全てマンツーマンで行わせていただきます。
マンツーマンだからこそ、生徒さん自身にも説明をしてもらう形の「会話式の授業」も取り入れることで「わかったつもり」も抑制することができます。
また、授業はすべて生徒さんの様子を見ながら進める形になりますので、生徒さんにとって、無理のないペースで行うことも可能です。
詳しくは、「完全1対1の授業」のページをご参照ください。
授業の後はすぐに確認の練習問題を行っていただきます。
この練習問題を行っていただくことで、生徒さんの「勘違い」を勘違いしたまま定着してしまうことを未然に防ぎます。また、長期記憶にも促すことができます。
根底の理解まで深めるためには、まずは問題が「自力で出来た」という感覚を養っていただくことで、自身の理解力への自信にも繋がります。
この時間は自力で問題を解いていただきますが、担当講師は近くで見守っています。確認は担当講師が責任をもって行います。