top of page

親が言っても逆効果?

  • 執筆者の写真: 熊本個別指導教室
    熊本個別指導教室
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

 お世話になっております。

 大牟田個別指導教室でも、熊本個別指導教室でも、多くの親御さんからご相談をいただきます。

 「そんな言い方しなくても…」「正しいことを言っているだけなのに、なぜ反発されるんだろう」

ree

 思春期の子どもを前にすると、多くの親が一度はこう感じるのではないでしょうか。以前は素直に聞いていた言葉が、ある日を境に跳ね返される。注意すればするほど不機嫌になり、距離が広がっていくような感覚。

 でも実はそれ、親子関係が悪くなったわけでも、育て方を間違えたわけでもありません。


正論が、いちばん刺さる時期であるためです。

 思春期の子どもは、感情が非常に敏感な状態にあります。頭では分かっている。やらなきゃいけないことも、怠けている自分のことも。

 だからこそ、「ちゃんとやりなさい」「前にも言ったよね」という言葉は、アドバイスではなく**「否定」や「評価」**として響いてしまいます。

 親に悪意がなくても、子ども側には「責められた」「見下された」という感覚だけが残る。それが反発や沈黙として表に出るのです。


反抗は、成長のサインであると受け止めてください。

 思春期は「自分で決めたい」という欲求が急激に強くなる時期です。それまで親の判断に身を委ねてきた子どもが、初めて「自分の人生」を意識し始める。

そのタイミングで指示や助言が増えると、内容に関係なく「支配されている」と感じてしまいます。

 反抗は、わがままではありません。自立しようとしている証拠です。


いちばん安全な相手だから、ぶつけてしまうためです。

 学校では我慢できる。友だちの前では平気な顔ができる。でも家に帰ると荒れる。

それは、親が「最後に受け止めてくれる存在」だと分かっているからです。甘えと信頼があるからこそ、感情をそのまま出してしまう。

皮肉ですが、一番大切な相手ほど、言葉がぶつかりやすいのです。


「言わない」ことは、放置では有りません。

 では、親は何も言わない方がいいのか。そうではありません。

 大切なのは、正すことよりも、分かろうとすること。

「そう思ったんだね」「今、結構しんどい?」「どうしたいかは、あなたが決めていいよ」

 こうした言葉は、解決策を与えません。でも、子どもにとっては「自分は尊重されている」という安心感になります。


 届かなくなったのではなく、届き方が変わっただけです。

 思春期の子どもに親の言葉が効かなくなるのは、関係が壊れたからではありません。

 それまでの「教える関係」から、「並んで歩く関係」へと形が変わる途中なのです。

 親の役割も、導く人から、見守る人へ。

 少し寂しく、少し不安な時期ですが、この距離の取り方が、やがて大人になった子どもとの信頼関係につながっていきます。

 焦らなくて大丈夫です。ちゃんと、育っています。


 
 
 

コメント


bottom of page