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読書のススメ

  • 執筆者の写真: 熊本個別指導教室
    熊本個別指導教室
  • 8月4日
  • 読了時間: 3分
 お世話になっております。
 7月31日に、文部科学省が、小学6年と中学3年を対象に実施した2025年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の成績とアンケート調査の分析結果を公表しました。
 これで非常に興味深かったのが、「読書好きか」ということと、「家庭の蔵書数」です。
 読書好きな生徒さんの平均正答率が73.6%だったのに対し、「好きじゃない」と答えた生徒さんの平均正答率は56.2%と、17%以上の差があったことに加えて、
 家庭の蔵書数が多い家庭の生徒さんほど、平均正答率が上昇している結果がありました。
 
詳しくは↓をご参照ください。

 「身近に感じる取り組みが重要」と書かれてありましたが、ぶっちゃけ、いきなり読書を促すのはなかなか難しいものがあります。そのため、以下の様な形で少しづつ取り組まれてはいかがでしょうか?
 ちなみに、江口は幼少期に、毎日のごとく母親が紙芝居を読んでくれていたことをいまだに覚えていたりします。

1. 本に触れやすい環境づくり
  • 子どもの手の届く場所に本を置く(リビング、寝室、トイレなど)
  • 季節や関心に応じて本を入れ替える「小さな本コーナー」を作る
  • 表紙が見えるように並べて、本の魅力を視覚的にアピールする
2. 親自身が読書する姿を見せる
  • 親が楽しそうに本を読む様子を見せることで、自然に興味を引く
  • 「この本面白いよ」と会話に読書を取り入れる
3. 読み聞かせの時間をつくる
  • 毎日数分でも良いので、寝る前などに読み聞かせの習慣をつくる
  • 子どもが自分で読めるようになっても、読み聞かせは続けると◎
4. 子どもの興味に合わせて本を選ぶ
  • 電車、恐竜、動物、魔法、スポーツなど、本人の「好き」に合わせる
  • 学校図書館や図書館を一緒に訪れ、「選ぶ楽しさ」も体験させる
5. 読んだことを共有する時間を持つ
  • 読み終えた本について、「どんなお話だった?」「好きな場面は?」と聞いてみる
  • 絵や感想を描く「読書ノート」を作っても楽しい
6. 無理に読ませない
  • 「本を読まないとダメ!」というプレッシャーは逆効果
  • 漫画や図鑑、音読も立派な読書として認めると、気持ちが楽に

上記はどちらかというと、幼少期〜小学校低学年くらいの年齢へのお子さんへ、読書を促す行動です。
では、小学校高学年〜中学生の場合は?
1. 選ぶ自由を尊重する
  • 本屋や図書館に一緒に行き、「自分で選ぶ」体験を大切に。
  • 親が薦めるときは、「私がこの年のときに読んで面白かったよ」などと押しつけ感のない紹介を。
2. 共感や対話を大事にする
  • 「読んだあとどうだった?」と感想を聞きすぎるより、「そのキャラクター、なんか○○に似てるね」など、さりげない共感を意識。
  • 子どもが興味を持っているテーマ(部活、友情、悩み、冒険など)に寄り添う本を選ぶ。
3. 「読む」以外の楽しみ方も許容する
  • マンガ、ラノベ、Web小説も入り口としてOK(活字への抵抗感を減らす)。
  • 映画→原作という順でも可。「映画の結末が違うから原作読んでみない?」も効果的。
4. 家族で「本の話」が出る雰囲気づくり
  • 親も「最近この本読んでね……」と話題に出すことで、自然な関心の流れが生まれる。
  • 家族で1冊読んで「一言感想」などを話す「家族読書会」もおすすめ(短くてOK)。

 生徒さんへ授業を行なっていても、しっかり読書を行なっている生徒さんと、そうではない生徒さんに関していえば、習得速度に結構差を感じる時もあります。

 
 
 

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