「文章が書ける子」と「書けない子」で、なぜ学習効率に大きな差が出るのか

お世話になっております。
熊本個別指導教室でも、大牟田個別指導教室でも、よく⇩の言葉を言われます。
「勉強時間は長いのに成績が伸びない。。。」
学習相談の中で、保護者の方から非常によく聞く言葉です。
もちろん、勉強時間は大切です。しかし実際には、“勉強時間そのもの”よりも大きな差を生むものがあります。
それが、「自分の考えを文章にできるかどうか」です。
実は、文章を書く力は国語だけの話ではありません。数学・英語・理科・社会、すべての教科の学習効率に大きく影響しています。
今回は、「文章が書ける生徒」と「書けない生徒」で、なぜここまで学習効率に差が出るのかを解説します。
「分からない」を説明できる子は伸びやすい
勉強が伸びる生徒には、ある共通点があります。
それは、「どこが分からないか」を説明できるということです。
例えば数学でつまずいた時、伸びにくい生徒は、
「なんか分からない」
で止まってしまいます。
一方、伸びる生徒は、
「式変形までは分かるけど、なぜここで分数を消せるのか分からない」
というように、具体的に説明できます。
この差は非常に大きいです。
なぜなら、「分からない場所」が明確になると、先生も的確に教えられるからです。
つまり、
理解が早い
質問の質が高い
復習効率が良い
という好循環が生まれます。
文章を書く力がある生徒は、単純暗記だけに頼りません。
例えば歴史なら、
なぜその出来事が起きたのか
その結果どうなったのか
誰が困ったのか
社会がどう変化したのか
を、自分の言葉で整理します。
すると、「点」で覚えていた知識が、「線」でつながります。
これは理科でも同じです。
ただ公式を覚えるだけではなく、「なぜこの公式になるのか」を言葉で説明できる生徒は、応用問題に強くなります。
逆に、文章化せずに勉強していると、
丸暗記
分かったつもり
パターン依存
になりやすく、問題が少し変わっただけで対応できなくなります。
ちなみに、英語は「文章力の差」が最も表れやすい教科の一つです。
なぜなら英語は、
主語
動詞
文の流れ
内容理解
を同時に整理する必要があるからです。
日本語でも文章整理が苦手な生徒は、
何が主語なのか分からない
何を説明しているのか追えない
長文で迷子になる
という状態になりやすいです。
逆に、普段から「説明する習慣」がある生徒は、
「この文はつまり何を言いたいのか」
を自然に整理できます。
そのため、長文読解や英作文の伸びが非常に早くなります。
ちなみに、「数学は計算だから文章力はいらない」と思われがちですが、実際は逆です。
数学が本当に得意な生徒は、
条件整理
解法選択
ミス分析
を“言葉”で考えています。
例えば、「なぜこの公式を使ったのか」を説明できる生徒は、応用問題に強くなります。
逆に、「なんとなく解けた」状態では、少し問題が変わるだけで解けなくなります。
最近の高校入試・大学入試は、「思考力重視」が進んでいるため、この差は年々大きくなっています。
文章を書くのが苦手な生徒は、
理解が曖昧
復習が曖昧
質問が曖昧
になりやすい傾向があります。
つまり、「分かったつもり」で進んでしまいやすいのです。
中学生までは何とか乗り切れても、
高校内容
入試問題
長文問題
記述問題
が増えてくると、一気に苦しくなります。
ここで重要なのは、「文章力は才能ではない」ということです。
実際には、
「なぜそう思った?」
「つまりどういうこと?」
「自分の言葉で説明してみて」
を繰り返すだけでも、少しずつ伸びていきます。
最初は短い一文で十分です。
大切なのは、“考えを言葉にする習慣”です。
最近はAIで簡単に答えを調べられる時代になりました。
しかし実際には、
質問を整理できる生徒
自分の理解を説明できる生徒
ほど、AIを上手に活用できます。
逆に、「何が分からないか分からない」状態だと、AIを使っても効率は上がりません。
つまりこれからの時代は、「答えを知っている人」より、「考えを言葉にできる人」の方が強くなっていくのです。
勉強というと、
問題を解く
暗記する
点数を上げる
ことに意識が向きがちです。
しかし、本当に大切なのは、「自分の頭の中を整理できるか」です。
そして、その整理に最も大きく関わるのが、“文章を書く力”なのです。
だからこそ、普段の学習でも、「答えだけを書く」のではなく、
なぜそうなったのか
どう考えたのか
どこで迷ったのか
を少しずつ言葉にする習慣を作ることが、学力向上への近道になります。

ちなみに、大牟田個別指導教室では、毎週土曜日に、この「文章を論理的に考える」ことを訓練していくためのサポート授業を行なっております。
中学受験生に、非常にご好評をいただいております。



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