top of page

中学受験における国語読解力の重要性

  • 執筆者の写真: 熊本個別指導教室
    熊本個別指導教室
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分
 お世話になっております。
 私立中学受験まで、あと2ヶ月半といったところになってきました。
 熊本個別指導教室も、大牟田個別指導教室も、公立中高一貫校と、大牟田中学・明光学園中学しか対応はしておりませんが、中には特待生を目指す強者な生徒さんもいらっしゃいます。
 追い込みのこの時期ですが、ここで大きく伸び悩む生徒さん、共通点があります。

 体感的にではありますが、こういう伸び悩む生徒さん、単純に国語の点数は良くても、読解力そのものが弱かったりしますので、ご注意ください。
 中学受験において「国語」は単なる一教科にはとどまりません。
 全教科の土台となる非常に重要な存在です。多くの保護者の方や受験生が算数や理科に力を入れがちですが、国語の読解力はすべての学力の基礎を支えています。

 中学受験では、国語・算数・理科・社会の4教科を学びますが、どの教科にも「文章を正確に理解する力」が欠かせません。たとえば算数の文章題では、出題者の意図を読み違えると正しい式を立てることができませんし、理科や社会でも問題文の指示を正確に読み取らなければ正答にたどり着けません。
 つまり、読解力は思考力・理解力の基礎であり、国語は他教科の学びを支える“共通言語”のような存在です。

 最近の中学入試では、単なる選択式問題だけでなく、自分の考えを文章で表す記述問題が増えています。そのため、文章を論理的に読み解き、根拠をもとに説明する力が求められます。
 読解力がしっかり身についている生徒さんは、文中の主張や理由を正確にとらえ、筋道立てて自分の意見を述べることができます。これは単に国語の得点を上げるだけでなく、将来の思考力や表現力にもつながる力です。

 国語の読解力を支えているのは、「語彙力」と「背景知識」です。
 語句の意味や使い方を正確に理解していなければ、文章の内容を誤って解釈してしまうこともあります。また、説明文などでは社会的・科学的な知識を前提としている場合も多く、普段から読書を通してさまざまな知識を身につけておくことが大切です。
 低学年のうちから読書の習慣をつけることは非常に大事で、自然と語彙力や理解力が養われ、後の学年で大きなアドバンテージになります。

 難関中学の国語の問題は、長文で抽象的な内容が多く、選択肢も非常に緻密に作られています。そのため、表面的に読むだけでは正答にたどり着けません。文章の構造を把握し、登場人物の心情や筆者の主張を論理的に理解する力が求められます。
 また、設問では「なぜそう考えられるのか」といった理由説明型の問題が多く、根拠を明確に示す読解力が合否を大きく左右します。つまり、国語力の差が合格の差に直結すると言っても過言ではありません。

 国語の読解力は、単なる一教科の得点力ではなく、すべての教科・そしてその先の学びを支える「思考の力」です。早いうちから読書や語彙学習を習慣づけることで、受験勉強の効率も大きく変わってきます。焦らず、毎日の積み重ねを大切にしていきましょう。

 
 
 

最新記事

すべて表示
意外な避暑地

お世話になっております。  ようやく、暑さも和らいできました。  夏になると、毎年阿蘇の方に涼しさを求めて車を運転しがちになりますが、今年は阿蘇も暑かったですね!  白川水源の方と少しお話ししましたが、阿蘇でもあれだけ暑かったのは初めてだったそうです。  ...

 
 
 

コメント


bottom of page