国立大学にも「共通テストを使わない入試」がある!高校2年生の今、知っておきたい進路の話

お世話になっております。
「国立大学を目指すなら、共通テストでたくさんの教科を受ける必要がある」
そんなイメージを持っている高校生は多いと思います。
実際、一般選抜では共通テストが大切です。一方で、国立大学にも、**共通テストを課さない「総合型選抜」**があります。
高校2年生のみなさんには、今のうちに知っておいてほしい選択肢です。
※以下は、2026年10月時点で公表されている2027年度入試の実施例です。現在の高校2年生が主に受験するのは2028年度入試なので、自分の受験年度の変更予告・募集要項を必ず確認してください。
総合型選抜では、志望理由や高校での活動、大学で学ぶ意欲などを、書類や面接、小論文、プレゼンテーションなどを通して評価します。大学によっては、独自の筆記試験や、教科の内容について説明する口頭試問もあります。
九州でも、次のような実施例があります。
大学 | 学部・学科等 | 共通テストを課さない方式の例 |
熊本大学 | 共創学環 | 総合型選抜Ⅰの「地域課題解決挑戦型」「グローバルリーダー育成型」。指定セミナーの修了が必要。 |
九州大学 | 共創学部・教育学部 | 総合型選抜Ⅰ。学部ごとに小論文、面接などで選考。 |
佐賀大学 | 理工学部理工学科 | 総合型選抜Ⅰ。適性検査と、口頭試問を含む面接などを実施。 |
長崎大学 | 多文化社会学部 | 総合型選抜Ⅰ。英語資格などの出願条件を確認する必要あり。 |
宮崎大学 | 工学部工学科 | 総合型選抜Ⅰ。プログラムごとに募集し、筆記試験などを実施。 |
出典:各大学の公式入試情報・募集要項。対象となる募集区分や条件は大学ごとに異なります。
ここで押さえてほしいのは、「共通テストがない」という情報だけでは、必要な準備は分からないということです。
例えば、佐賀大学理工学部の2027年度総合型選抜Ⅰでは、数学Ⅲなどの履修条件があり、適性検査や口頭試問も課されます。高校で学ぶ内容を理解し、自分の考えを説明する力が必要になります。
また、熊本大学共創学環は、同じ「Kumamoto探究入試」でも方式によって条件が違います。「地域課題解決挑戦型」と「グローバルリーダー育成型」は共通テストを課しませんが、「プレゼンテーション型」は共通テストを課します。大学名や学部名に加えて、入試方式まで確認することが大切です。
では、高校2年生の今、何を始めればよいのでしょうか。
まずは、自分が大学で学びたいことを、少しずつ具体的にすることです。
「情報系に興味がある」なら、ゲーム制作、AI、データ分析など、どこに関心があるのか。「地域に関わりたい」なら、観光、福祉、教育、まちづくりの何を考えてみたいのか。
まだ一つに決められなくても構いません。大学の授業や研究内容を調べると、自分の興味を整理する手がかりになります。
次に、学校の探究活動や部活動、ボランティアなどで、自分が考えたことを記録しておきましょう。
何を疑問に思ったのか。どう調べたのか。うまくいかなかったときに何を変えたのか。そこから何を学んだのか。
例えば、地域のお祭りでボランティアをしたなら、参加した経験に加えて、「運営で気づいた課題」「自分が工夫したこと」「次に取り組みたいこと」まで書き残しておくと、大学で学びたい内容とのつながりを考えやすくなります。
そして、英語や数学など、日々の学習も続けてください。総合型選抜を検討する場合も、一般選抜への準備とどう両立するかを、学校や塾の先生と相談しておくとよいでしょう。
高校2年生の今なら、興味のある分野を調べ、必要な科目や資格を確認し、活動を深める時間があります。
まずは気になる国立大学を一つ選んで、公式サイトの「総合型選抜」を開いてみてください。「何を学べるか」と「どんな準備が必要か」を一緒に調べることが、これからの進路選びにつながります。




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