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平方根の計算で引っ掛かる生徒への解説。

  • 執筆者の写真: 熊本個別指導教室
    熊本個別指導教室
  • 7月10日
  • 読了時間: 3分

 お世話になっております。

 中学3年生の平方根の計算で、よく引っ掛かる一例。

「√2×3」は、なぜ「√6」にならないのか?

 

 中学3年生が平方根を学習していると、よく出てくる間違いです。

 それが、

 √2 × 3 = √6

 としてしまう間違いです。

 

 一見すると、「2と3をかけて6だから、√6になるのでは?」と思ってしまうかもしれません。

 しかし、正しくは、

 √2 × 3 = 3√2

 です。

 ここで大切なのは、「3」と「√3」は同じではない、ということです。

 平方根のかけ算では、

 √a × √b = √(a×b)

 

 というルールがあります。

 たとえば、

 √2 × √3 = √6

 です。

 これは、どちらもルートの中にある数どうしをかけているからです。

 しかし、

 √2 × 3

 の場合、3はルートの外にある普通の数です。

 つまり、

 √2 × 3

 は、

 √2 × √3

 ではありません。

 そのため、√2と3を見て、すぐに√6としてしまうことはできないのです。

 では、√2 × 3 はどのように考えればよいのでしょうか。

 これは、

 「√2 が3個ある」

 と考えるとわかりやすいです。


 つまり、

 √2 × 3 = √2 + √2 + √2

 です。

 同じものが3個あるので、

 √2 + √2 + √2 = 3√2

 となります。

 したがって、

 √2 × 3 = 3√2

 となるわけです。


 数字で確認してみても、この違いははっきりわかります。

 √2 は、およそ 1.414 です。

 そのため、

 √2 × 3 ≒ 1.414 × 3 = 4.242

 となります。

 一方で、

 √6 ≒ 2.449

 です。

 つまり、

 √2 × 3 と √6 は、値がまったく違います。

 もし、3をルートの中に入れて考えたい場合は、

 3 = √9

 と考える必要があります。

 すると、√2 × 3= √2 × √9= √18

 となります。


 つまり、

 √2 × 3 = 3√2 = √18

 であって、√6ではありません。


 平方根の計算では、「ルートの中にある数」と「ルートの外にある数」を分けて考えることが大切です。

 √2 × √3 = √6

 これは、ルートどうしのかけ算です。

 一方で、

 √2 × 3 = 3√2

 これは、√2が3個あるという意味です。

 似ているように見えても、意味はまったく違います。


 平方根の計算で迷ったときは、「その数はルートの中にあるのか、外にあるのか」を確認してみましょう。

 ここを意識するだけで、平方根のミスはかなり減らすことができます。



 
 
 

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